AI二次創作は禁止?結論と5サイトの規約一覧
結論:AI二次創作は禁止ではありません。pixiv・カクヨム・なろう・ノベルアップ+・プリ小説の主要5サイトすべてで、条件付きながらAI創作の投稿が認められています。最も重要な条件は「AI生成ラベルの設定」です。pixiv・カクヨム・ノベルアップ+ではラベル設定が必須で、なろうでは加筆修正が前提とされています。一方、FANBOXやリクエストを通じたAI生成作品の有料配布はpixivで全面禁止です。
※2026年4月2日更新|pixiv 3月18日ガイドライン改定対応済み
「AI二次創作=禁止」と誤解される3つの理由
- pixiv FANBOXの有料配布禁止を「pixiv全面禁止」と混同している
- 原作者個人のAI二次創作禁止宣言と「プラットフォームの規約」を区別していない
- なろうの「加筆修正が前提」を「AI使用自体が禁止」と読み違えている
この3つの混同を解くのが、この記事の目的です。
「AIで書いた二次創作、投稿しても大丈夫?」「pixivの規約改定で何が変わったの?」――そんな不安を抱えて検索しているあなたへ。
なろう・カクヨム・pixiv・ノベルアップ+・プリ小説の主要5サイトのAI規約を、実際に全部読んで一覧にまとめました。結論から言えば、ラベルを正しく設定していれば、5サイトすべてでAI創作の投稿は認められています。「自分の活動は続けられるのか」を、この記事で3分で確認できます。
| サイト | AI創作 | ラベル | 商業利用 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| pixiv | ✅ 可 | 必須 | ⚠️ 制限あり | FANBOX・リクエストでの有料配布は全面禁止 |
| なろう | ✅ 可 | 明記推奨 | ❌ 不可 | 加筆修正が前提・商業化は禁止 |
| カクヨム | ✅ 可 | 推奨(3種) | ⚠️ 応相談 | AI本文利用/一部利用/補助利用の3タグ |
| ノベルアップ+ | ✅ 可 | 必須 | ❌ 不可 | ランキング除外・支援機能での収益化も禁止 |
| プリ小説 | ✅ 可 | 規定なし | ❌ 不可 | AI特化規定なし・一般公開のみ |
※2026年4月2日時点。各サイトの公式規約を実際に確認しています。
まず結論
AI生成ラベルをつけて普通の頻度で投稿している方への影響はほぼありません。
FANBOXやリクエストでAI生成作品の有料配布をしている方は、改定後の対応が必要です。
pixiv AI生成作品ガイドライン 2026年3月18日改定の内容
pixivは2026年2月18日、3月18日付でガイドラインを改定すると発表しました。
改定の目的は、追加される検索制御機能に合わせたルールの明文化です。
正直に活動していれば影響はほぼない
改定で明確化された3点は以下のとおりです。
- AI生成作品設定の虚偽申告が明確に禁止: AI生成なのにラベルをつけない行為がより具体的に明文化されました
- 誤ったタグや設定の付加が禁止に: 「作品内容と一致しない設定をつける行為」として具体化されました
- 大量投稿の禁止が明示: ユーザー体験を損なう・サーバーに負荷をかける大量投稿が明示的に禁止されました
今回の改定で対応が必要になるのは、AI生成設定をつけずに投稿していた方か、短期間に大量投稿していた方だけです。
正直にAI生成ラベルをつけて投稿している方は、今の活動をそのまま続けられます。
「ほとんどAIか」が判断の分かれ目
pixivの基準では「制作工程の全部もしくはほとんどをAIで生成した作品」がAI生成作品の設定を必要とします。
自分で書いた文章をAIで推敲した、大まかな構成だけAIに出してもらって自分で執筆した、その程度の場合は設定が必須ではないとされています。
迷うなら設定をつけておく方針が安全側に寄れます。
【実例】pixivでのAI生成ラベル設定 Before/After
Before(改定前にありがちだったケース):
AI生成ラベルを設定せずに小説を投稿 → 読者から「AI作品ではないか」と指摘 → コメント欄が荒れてモチベーション低下 → 投稿を非公開にして活動休止
After(改定後の正しい対応):
AI生成ラベルを正直に設定して投稿 → AI専用ランキングに分類される → 同じくAIを使っている読者からの反応が増える → 安心して投稿を継続
ラベルを正直につけて活動している人ほど、改定の影響を受けにくい構造になっています。
正直な設定なら検索フィルター問題なし
2026年3月より「規約・ガイドラインに違反した可能性が高い作品」を検索時に非表示にできるフィルター機能が追加されました。
AI生成設定を正直につけて投稿していれば、このフィルターによる影響を受ける可能性は低いと考えられます。

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サイト別OK/NGライン一覧(2026年4月時点)
| サイト | AI投稿 | 有料提供 | コンテスト |
|---|---|---|---|
| pixiv | 条件付きOK(ラベル必須) | FANBOX・リクエストは全面禁止 | 要確認 |
| カクヨム | タグ付け推奨(3種から選択・コンテスト応募時は必須) | — | コンテストによる |
| なろう | 明文規定なし(加筆修正が前提) | — | 要確認 |
| ノベルアップ+ | チェック必須(ランキング除外) | — | 原則NG |
| プリ小説 | AI特化の規定なし | — | — |
※ 規約は随時更新されます。
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最新情報は各サイトの公式ページでご確認ください。
以下で各サイトを個別に確認します。
pixivはラベル設定が前提
pixivは国内最大級のプラットフォームで、AI生成作品への対応を段階的に整備してきました(pixivガイドライン改定情報)。
pixiv本体への投稿は、AI生成ラベルを設定すればできます。
設定した作品はAI専用のランキングに分類され、手描き作品のランキングとは分離されます。
ただし、FANBOXとリクエスト機能を通じた有料配布は、AI生成作品には認められていません。
FANBOX有料配布は切り替えが必要
FANBOXとリクエストでは、AI生成作品の有料提供が全面禁止です。
無料投稿は問題ありませんが、ファンサポートを通じた有料配布やリクエスト受注でAI生成作品を提供している方は、この制限の対象になります。
対処の選択肢は2つです。
① AI生成作品を有料配布から外す: 手書きで仕上げた作品のみFANBOXに掲載する形に切り替える
② 手書きとAIの組み合わせ方を見直す: 「ほとんどが手書き」のラインまで自分の加筆量を増やし、AI生成設定の対象外にする
どちらが現実的かは活動スタイルによりますが、現状のまま続けることはリスクが高い状態です。
なろうは「加筆修正が前提」が実態
小説家になろうには、AI生成作品に特化した禁止規定が現時点で設けられていません(なろう利用規約)。
ただ、2024年5月の規約改訂で「作品とは、ユーザが構想及び執筆したテキストをいう」と定義が追加されました。
AI生成テキストをそのまま投稿することへの抵抗感は、規約以上に読者側から出やすい状況です。
なろう運営への過去の問い合わせ(2022年)では「AI使用をあらすじに明記し、加筆修正を加えることが条件」との方針が示されています。
なろうで安全に活動を続けるための目安:
- あらすじやタグにAI使用を明記する
- AI生成テキストに自分の加筆修正を加える
- 利用している原作のガイドラインを別途確認する
AI生成テキストの無加工投稿はグレーゾーンと考えておくのが安全です。
カクヨムは3種のAIタグで選ぶ
カクヨムは2025年11月より、AI利用の程度に応じて3種類のタグを付けることが求められています(カクヨム公式情報)。
| タグ名 | どんなときに使う |
|---|---|
| AI本文利用 | 本文の50%以上をAIが出力したとき |
| AI本文一部利用 | 本文の50%未満をAIが出力し、残りは自分で書いたとき |
| AI補助利用 | アイデア出し・推敲・誤字確認などの補助のみに使ったとき |
迷ったときは「出力した文章をそのまま使っているか」で判断すると決めやすいです。
AIが出力した文章を本文に使っているなら、「AI本文利用」か「AI本文一部利用」のどちらかを選んでください。
カクヨムコンテスト(公式)はAIタグを付けることで参加できます。
一方、出版社主催の書籍化前提コンテスト(GA文庫やカドカワBOOKSなど)では本文のAI利用を禁止しているケースが多いため、応募時は募集要項を必ず確認してください。
ノベルアップ+はランキング外で継続可
ノベルアップ+では、AI生成作品にチェックを入れることが必須とされており、チェックを入れた作品は通常のランキングから除外されます。
コンテスト参加は原則NGですが、AI作品向けの専門コンテストが開催されることもあります。
プリ小説はAI規定なく現状グレー
プリ小説には、AI生成に特化した専用規定が現時点では設けられていません。
利用規約の一般条項(著作権・公序良俗など)は当然適用されますが、AI生成かどうかの明示義務などの規定がない状態です。
今後ルールが整備される可能性があるため、規約の更新を定期的に確認しておくことをおすすめします。

あなたの活動は続けられる?3ステップで確認
複雑に見えるルールも、確認すべき軸は3つだけです。
pixivはラベル設定で継続できる
投稿先によってルールがまったく異なります。
pixivはAI生成ラベルをつければ本体への投稿は基本的にOKですが、FANBOXやリクエストを通じた有料配布は全面禁止です。
なろうはAI専用の規定がなく、カクヨムはコンテスト参加のときだけ別ルールが適用されます。
「どのサイトに投稿しているか」が、まず確認すべき最初の軸です。
補助利用なら「ほぼ問題なし」の判断
AI生成の範囲によって対応が変わります。
全工程をAIで出力しているなら、pixivではAI生成ラベルが必須です。
AIを補助的に使う(推敲・アイデア出し・一部の表現のみ)程度であれば、ほとんどのサイトで特別な対応は不要になります。
プロンプトを考えてAIに文章を出力させている場合は「ほとんどがAI生成か」で判断します。
迷うなら設定をつける側に倒すのが現実的な選択です。
有料配布・コンテストは個別確認を
有料配布やコンテスト参加は、サイトごとに厳しい制限があります。
pixivのFANBOXとリクエストでは、AI生成作品の有料提供が全面禁止です。
コンテスト参加も多くの場合はNG対象になっています。
無料で通常投稿するだけであれば、条件はぐっと緩くなります。
有料配布やコンテスト参加を予定している方だけ、個別に確認する必要があります。
【独自調査】5サイトのAI二次創作ルール比較(2026年4月時点)
主要5サイトの規約を実際に通読し、「AI生成ラベル」「有料配布」「コンテスト参加」「大量投稿制限」の4軸で整理しました。
| 項目 | pixiv | なろう | カクヨム | ノベルアップ+ | プリ小説 |
|---|---|---|---|---|---|
| ラベル義務 | 必須 | あらすじに明記 | 推奨(3種) | 必須 | 規定なし |
| 有料配布 | FANBOX全面禁止 | 商業化不可 | 応相談 | 支援機能も禁止 | 不可 |
| コンテスト | 要確認 | 要確認 | 公式はOK | 原則NG | — |
| 大量投稿 | 明示的に禁止 | 規定なし | 規定なし | 規定なし | 規定なし |
※ 各サイトの公式規約・ヘルプページを2026年4月2日に確認。規約は予告なく変更される場合があります。






