Geminiで夢小説を書いていると、「最初はよかったのに、途中からキャラの口調が変わってしまった」と感じたことはありませんか?
口調ブレの原因は、プロンプトの書き方ひとつで防げます。
この記事では、Gemini夢小説でキャラの口調をブレさせないための具体的テクニック(セリフ例・禁止指定・キャラ設定カード)を、実例付きで解説します。
テンプレートやGemの使い方など基本的なプロンプトの書き方は、Geminiで夢小説を書く完全ガイドにまとめています。
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Gemini夢小説で口調がブレる3つの原因
原因①|口調の説明が「雰囲気」止まりになっている
「優しい話し方」「クールな感じ」といった抽象的な指定だけでは、AIにとって情報が足りません。
「優しい」の解釈は無数にあるため、毎回違う「優しさ」が出力されてしまいます。
| NG例 | OK例 |
|---|---|
| 優しい口調で話す | 語尾に「〜かな」「〜ね」を使う。相手の名前を呼ぶときは「さん」付け |
| クールなキャラ | 語尾は言い切り型。感情を直接言わず、行動で示す。一人称は「俺」 |
原因②|「こう話す」だけで「こう話さない」を指定していない
口調の肯定指定(〜を使う)だけだと、AIは他の表現も混ぜてしまいます。
たとえば「敬語混じりの穏やかな口調」と書いても、途中でタメ口や命令形が混ざることがあります。
「〜は使わない」という禁止指定を加えることで、出力のブレ幅を大きく狭められます。
原因③|長文になるとAIが前の指示を「忘れる」
Geminiは会話が長くなるほど、冒頭の指示の影響が薄れていきます。
1,000字程度なら安定していても、3,000字を超えるあたりから口調が標準的な文体に引きずられやすくなります。
この問題には、後述する「キャラ設定カードの再貼り付け」で対処できます。
口調を固定する3つのテクニック
テクニック①|セリフ例を1〜2文入れるだけで再現精度が上がる
最も効果的な方法は、実際のセリフをそのままプロンプトに入れることです。
原作のセリフ、もしくは自分がイメージする口調のセリフを1〜2文用意して、「セリフ例:」として渡します。
「〜ですよ、[夢主名]さん」「わかってる、ちゃんと見てたから」といった具体的な文が入るだけで、生成されるセリフの質が目に見えて変わります。
テクニック②|「肯定指定」と「禁止指定」を組み合わせて固定する
口調を指定するときは、「〜してね」「〜だよ」など語尾の形を具体的に書き出しておくと効果的です。
加えて「敬語を使わない」「語尾に『な』をつけない」のように、禁止事項として書く方法も有効です。
| 指定方法 | 書き方の例 | 効果 |
|---|---|---|
| 肯定指定 | 語尾:「〜かな」「〜ね」が多い | 口調の方向性を示す |
| 禁止指定 | 「です・ます」は使わない | ブレの幅を狭める |
| セリフ例 | 「そっか、それでよかったんじゃないかな」 | パターンを直接学習させる |
3つを組み合わせて渡すと、どれか1つだけのときと比べて口調の安定度が格段に上がります。
テクニック③|キャラ設定カードを作って毎回コピペする
口調・語尾・セリフ例をひとまとめにした「キャラ設定カード」をテキストファイルとして保存しておくと、プロンプト作成の手間がぐっと減ります。
【キャラ設定カード:[推しキャラ名]】
口調の特徴:[例:穏やかで敬語混じり。語尾に「ね」「ですよ」が多い]
使う語尾:「〜ね」「〜ですよ」「〜かな」
禁止:[例:荒っぽい言葉・タメ口・命令形・「だぜ」「だろ」]
セリフ例①:「[セリフ1]」
セリフ例②:「[セリフ2]」
セリフ例③:「[セリフ3]」
夢主との関係:[例:同じクラスの幼なじみ。夢主に対してだけ少し素直になれる]
感情表現の癖:[例:照れると目をそらして髪を触る。嬉しいときは口角だけ上がる]Code language: plaintext (plaintext)
ポイントは「セリフ例を3文以上」入れることです。1文だけだとAIが再現するパターンの幅が狭く、似たようなセリフが繰り返されがちです。3文あると、口調のバリエーションを保ちながらキャラらしさを維持できます。

口調キープの実践:Before / Afterで見る改善例
実際にプロンプトの口調指定を改善すると、どのくらい出力が変わるのか見てみましょう。
Before:抽象的な口調指定
【キャラクター】
名前:冬馬
口調:優しくて穏やかな話し方Code language: plaintext (plaintext)
▼ 出力例:「大丈夫だよ。君は一人じゃないから、安心して」
→ 誰でも言いそうな「優しい人」のセリフになりがち
After:具体的な口調指定(肯定+禁止+セリフ例)
【キャラクター】
名前:冬馬
口調の特徴:敬語混じりの穏やかな話し方。語尾に「ね」を付けることが多い
使う語尾:「〜ね」「〜ですよ」「〜かもしれません」
禁止:タメ口・命令形・「だぜ」「じゃん」
セリフ例①:「ここ、使っていいですか?一人の方が好きでしたらすぐ帰りますね」
セリフ例②:「無理に話さなくていいですよ。ただ隣にいるだけでも、ね」Code language: plaintext (plaintext)
▼ 出力例:「少し休んだ方がいいかもしれませんね。……飲み物、温かいのと冷たいの、どちらがいいですか?」
→ 敬語混じり+「ね」語尾が再現され、キャラ固有の雰囲気が出る
口調指定を具体的にするだけで、「このキャラならこう言いそう」と感じられるセリフが出やすくなります。
長編で口調をキープし続けるコツ
短編なら上記のテクニックだけで十分ですが、長編になると別の問題が出てきます。
章の切り替え時にキャラ設定カードを再貼り付けする
Geminiは会話が長くなると、冒頭で渡した情報の影響が薄れていきます。
対策はシンプルで、章や場面が切り替わるタイミングで、キャラ設定カードをもう一度プロンプトに貼り直すだけです。
以下の文章の続き(第3章)を800字程度で書いてください。
【キャラ設定カード:冬馬】(※ここに先ほど作ったカードをそのまま貼る)
【前章のあらすじ】
(第2章のあらすじを2〜3行で要約)
【第3章の方向性】
冬馬が夢主の異変に気づき、さりげなく手を差し伸べる場面。
【執筆方針】
・夢主の一人称視点
・冬馬の口調は上記のキャラ設定カードを厳守
・直前の文章のトーンを引き継ぐCode language: plaintext (plaintext)
あらすじを添えるとキャラの立ち位置もブレにくい
前章のあらすじを2〜3行で添えておくと、口調だけでなくキャラの感情状態も引き継がれやすくなります。
「第2章ではケンカをした」という情報が入っていれば、第3章の冬馬のセリフに気まずさや遠慮がにじむようになります。
Gemsにキャラ設定を保存すれば毎回コピペ不要
Geminiの「Gems」機能を使えば、キャラ設定カードをカスタムAIとして保存できます。
一度設定すれば、そのGemを開くだけでキャラ情報が自動で適用されるため、長編で毎回コピペする手間がなくなります。
Gemsの詳しい使い方はこちらの完全ガイドで解説しています。
シーン別の口調キープ実践テンプレート
口調キープのテクニックを組み込んだ、シーン別のプロンプトテンプレートを用意しました。
どのテンプレートにも「キャラ設定カード挿入欄」があるので、先ほど作ったカードをそのまま貼り付けて使えます。
出会いシーン|第一印象で口調を確立させる
以下の条件で、夢主とキャラが初めて出会うシーンを800字程度で書いてください。
【キャラ設定カード】
(ここにカードを貼る)
【夢主】
名前:[夢主名]
一人称:わたし
【シーン設定】
場所:[例:学校の屋上]
状況:[例:[夢主名]が一人で昼食をとっていたところに[推しキャラ名]が声をかける]
【口調キープ指示】
・[推しキャラ名]のセリフはキャラ設定カードの口調を厳守
・最初のセリフでキャラの口調を印象づける
・地の文では[推しキャラ名]の話し方の特徴を夢主が意識する描写を入れるCode language: plaintext (plaintext)
甘いシーン|感情が高まっても口調を崩さない
甘いシーンは感情が動くため、AIも口調を崩しやすいポイントです。「感情が高まっても口調の基本は変えない」と明記するのがコツです。
以下の条件で甘いシーンを600字程度で書いてください。
【キャラ設定カード】
(ここにカードを貼る)
【シーンの種類】
[例:告白シーン / ふたりきりの放課後]
【口調キープ指示】
・甘さのレベル:[ふんわり甘め / しっかり甘め / ドキドキ強め]
・感情が高まっても、語尾のルールは変えない
・照れや緊張は口調ではなく、仕草や間(ま)で表現する
・セリフの長さはキャラ設定カードのセリフ例と同程度にするCode language: plaintext (plaintext)

よくある質問
Q. Geminiでキャラの口調がブレるのを防ぐにはどうすればよいですか?
口調の特徴の説明に加えて、「セリフ例」を1〜2文入れるのが最も効果的です。
「禁止する口調」を明記する方法も組み合わせると、さらに安定します。
長編では、章の切れ目ごとにキャラ設定カードを再貼り付けするだけで、口調ブレを大幅に減らせます。
Q. キャラ設定カードにはどんな情報を入れればいいですか?
最低限必要なのは「口調の特徴」「使う語尾」「禁止する表現」「セリフ例2〜3文」の4つです。
余裕があれば「夢主との関係性」「感情表現の癖(照れると目をそらす等)」を加えると、よりキャラらしい出力になります。
Q. セリフ例は何文くらい入れるのがベストですか?
最低2文、できれば3文がおすすめです。
1文だけだとAIが同じパターンを繰り返しやすく、3文あると口調のバリエーションを保ちながら一貫性を維持できます。
異なる感情(普通・照れ・真剣)のセリフを1文ずつ入れると、さらに安定します。
Q. 長編の途中で口調がブレてきたらどうすればいいですか?
新しい章を始めるタイミングで、キャラ設定カードを再度プロンプトに貼り直してください。
または、Gemsにキャラ設定を保存しておけば、新しいチャットを開くだけで設定が自動適用されます。
まとめ
Gemini夢小説をもっと楽しむための本
プロンプト技術と合わせて小説の基礎を押さえておくと、Geminiの出力をもっと活かせます。
Gemini夢小説でキャラの口調がブレる原因は、口調指定の曖昧さ・禁止指定の欠如・長文でのコンテキスト希薄化の3つです。
「セリフ例」「肯定+禁止指定」「キャラ設定カード」の3点セットを使うだけで、口調の安定度は大きく変わります。
長編では章ごとにキャラ設定カードを貼り直す、またはGemsに保存しておくのが実用的な対策です。
口調が安定すると、「このキャラならこう言いそう」と感じられるセリフが増えて、書く楽しさも読む楽しさも格段に上がります。
まずはキャラ設定カードを1枚作るところから始めてみてください。
テンプレートの基本や始め方はGeminiで夢小説を書く完全ガイドにまとめています。
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