創作前の5分間に、AIとミニシーンを書いてみると、筆が動き出しやすくなります。
「書こう」と思って画面を開いたのに、何も浮かばないまま30分が過ぎてしまう。
そんな日に有効なのが、AIを使ったウォームアップです。
コピペして渡すだけで動く短いプロンプトを使えば、5分以内にミニシーンが生まれます。
この記事では、目的別に使えるAIプロンプトを10本まとめました。
書き出し・感情表現・描写練習・一行チャレンジの4カテゴリで整理しています。
ウォームアップにAIプロンプトを使う理由
AIプロンプトがウォームアップに向いている理由は、「5分で完結して、実際に文章が生まれるから」です。
日記やストレッチは続けにくいですが、プロンプトをAIに渡すだけなら手間はほぼゼロ。
出力された文章を読んで「ここ違う」「こう変えたい」と手直しするうちに、書く状態へ切り替わっていきます。
正直に言うと、私はかつてウォームアップを「面倒くさいもの」として完全にやめていました。
再開したきっかけは、ChatGPTに「冒頭の一文だけ書いて」と頼んでみたこと。
その一文に突っ込みを入れているうちに、気づいたら本文を書き始めていました。
5分で始まって30分書いていた。
その経験が続いたので今も続けています。
目的別ウォームアッププロンプト10選
プロンプトは全てコピペで使えます。
[推しの名前] [あなたの名前] の部分を変えれば、自分の創作に合わせて使えます。
ChatGPTやClaude、Geminiなど、どのAIでも動作します。
感情キャッチで冒頭を作る
「書き出しが思い浮かばない」ときに使えます。
感情の言葉からシーンを逆算して冒頭を生成するプロンプトです。
「どの感情から書き始めるか」を選ぶだけで動き出せます。
次の文をコピーして、ChatGPTやClaudeに貼り付けてみてください。
次の感情を感じている人物の視点で、シーンの冒頭の一文を書いてください。
感情: [例: 焦り・安堵・切なさ・高揚]
人物: [あなたの名前]
一文は体言止めにせず、主語と述語がある完全文にしてください。Code language: plaintext (plaintext)
出力例(感情: 安堵):
画面に届いたメッセージを見た瞬間、肩の力がするりと抜けた。
※ 出力は毎回変わります
天気・季節描写からシーンを始める
「情景描写から入るシーンが書きたい日」に向いています。
天気や季節を起点にすると冒頭の選択肢が広がり、視覚・聴覚・触覚の描写練習にもなります。
次の天気・季節設定で、シーンの冒頭2文を書いてください。
設定: [例: 梅雨明け直後の午後/木枯らしが吹く夕方/桜が散り始めた朝]
主人公: [あなたの名前]
描写は感覚(視覚・聴覚・触覚のいずれか)を一つ含めてください。Code language: plaintext (plaintext)
出力例(設定: 梅雨明け直後の午後):
窓を開けた途端、蒸し暑い空気が室内に流れ込んできた。青空が眩しくて、思わず目を細める。
※ 出力は毎回変わります
会話の一言からシーンを展開する
「セリフから書き始めたい」日に使えます。
キャラクターの口から出た言葉で場面が始まるので、キャラらしさを冒頭から引き出す練習にもなります。
以下のセリフを冒頭の一言として使い、シーンの最初の3文を書いてください。
セリフ: [例: 「また遅れてきた」/「なんで来たんだよ」/「ちゃんと食べてる?」]
話しかける人物: [推しの名前]
話しかけられる人物: [あなたの名前]Code language: plaintext (plaintext)
出力例(セリフ: 「ちゃんと食べてる?」):
「ちゃんと食べてる?」静かな声だった。[推しの名前]が振り返らずそう言ったので、[あなたの名前]は一瞬、返事を迷った。
※ 出力は毎回変わります
感情練習 — ヤキモチの1シーン
「感情をセリフや行動で表現する練習」に使えます。
ヤキモチは書きやすい感情なのでウォームアップ向きで、「感情の名前を使わずに伝える」訓練にもなります。
[推しの名前]が[あなたの名前]に対してヤキモチを感じているシーンを100字程度で書いてください。
条件:「ヤキモチ」という言葉を使わず、行動やセリフだけで表現してください。Code language: plaintext (plaintext)
出力例:
「別に、どうせ俺には関係ないことだろ」[推しの名前]はそう言って、視線をスマホに戻した。指がどこか力んでいるのを[あなたの名前]は気づかないふりをした。
※ 出力は毎回変わります
感情練習 — 切ない別れシーン
「切なさの匙加減」を練習するのに使えます。
感傷的になりすぎず、でも伝わるラインを探す練習です。
別れのシーンは書き慣れているようで、感情の言葉に頼りがちになる場面のひとつです。
[推しの名前]と[あなたの名前]が別れる(別れを告げる・見送る・立ち去る)シーンを100字程度で書いてください。
条件: 泣く・悲しい・寂しいという言葉を使わず、切なさが伝わるように書いてください。Code language: plaintext (plaintext)
出力例:
「またね」と言った声が、思ったより小さかった。[推しの名前]の背中が改札の向こうに消えるまで、[あなたの名前]はその場を動けなかった。
※ 出力は毎回変わります
感情練習 — 再会の高揚感を書く
久しぶりに会う場面の空気感を書く練習です。
「高揚感」は派手に書きすぎがちなので、抑えた表現を探す練習にもなります。
どのAIに渡しても、このプロンプトは好きなシーンを引き出しやすいです。
長い間会っていなかった[推しの名前]と[あなたの名前]が再会するシーンを100字程度で書いてください。
条件: 「嬉しい」「会いたかった」という言葉を使わずに、再会の高揚感を表現してください。Code language: plaintext (plaintext)
出力例:
改札を出た先に[推しの名前]がいた。[あなたの名前]は思わず足を止め、それから早足になった。口から出たのは「遅いじゃないか」という言葉だった。
※ 出力は毎回変わります
描写力 — 空気感を50字で書く
「短い描写」を集中して練習するプロンプトです。
50字という制限が削る力を鍛えます。
字数制限のあるプロンプトは、出力が来てから「どこを切るか」を考える訓練にもなります。
以下の場所の空気感を、50字以内で書いてください。
場所: [例: 放課後の教室/深夜のコンビニ/雨上がりの公園/図書館の奥の席]
感覚(視覚・聴覚・嗅覚・触覚)を一つだけ使い、情緒的に描写してください。Code language: plaintext (plaintext)
出力例(場所: 放課後の教室):
チョークの白い粉が窓から射す光の中で漂っていた。誰もいない教室に、誰かがいた気配だけが残っている。
※ 出力は毎回変わります
描写力 — 仕草だけで感情を伝える
「感情をセリフや地の文で言わずに伝える」練習です。
仕草だけに絞ることで、Show, Don’t Tellを体感できます。
出力された3つの仕草を読んで、「どの感情か当ててみる」遊びにもなります。
以下の感情を持つ人物の仕草を3つだけ書いてください。「感情の名前」を一切使わないでください。
感情: [例: 緊張/照れ/怒り/安心]
人物: [推しの名前 または あなたの名前]
各仕草は1文で。Code language: plaintext (plaintext)
出力例(感情: 照れ、人物: [推しの名前]):
視線を斜め下に落とした。口の端が一瞬だけ動いたが、すぐに引き結ばれた。受け取ったものを、まるで確認するように二度見た。
※ 出力は毎回変わります
一行チャレンジ — 口癖から始める
キャラクターの口癖を起点にシーンを生成します。
キャラらしさを冒頭から出す練習に使えます。
口癖一つで「このキャラだ」とわかる出力が来ると、それだけでテンションが上がります。
[推しの名前]の口癖: [例: 「知らん」/「別に」/「……で?」/「お前はさあ」]
この口癖を会話の一言目として、[あなたの名前]とのやりとりを3往復書いてください。
口癖のトーン・テンポを一貫させてください。Code language: plaintext (plaintext)
出力例(口癖: 「知らん」):
「知らん」「え、でも昨日言ってたじゃないですか」「覚えてない」「嘘でしょ」「知らん」。[あなたの名前]は諦めて、隣に座り直した。
※ 出力は毎回変わります
一行チャレンジ — 視点を切り替える
「同じシーンをキャラAとBの視点でそれぞれ書く」練習です。
視点による情報の差を体感できます。
一人称視点で書いている人が「相手から見たらどう映っているか」を確認するのにも使えます。
以下のシーンを、[推しの名前]の視点と[あなたの名前]の視点で、それぞれ2文ずつ書いてください。
シーン: [例: 二人が同じ空を見ている/どちらかが先に帰ろうとしている瞬間]Code language: plaintext (plaintext)
出力例(シーン: 二人が同じ空を見ている):
[推しの名前]視点: 隣に誰かいるのがわかっていた。声をかけるタイミングを、ずっと計っていた。
[あなたの名前]視点: [推しの名前]は黙ったままだった。でも帰らないのだから、いていいのだと思った。
※ 出力は毎回変わります

プロンプト設計を深める一冊
AIへの指示をより的確にしたい方に、深津式のプロンプト設計論を体系的に学べる本です。
よくある質問
Q. ウォームアップは毎日必要?
毎日やる必要はありません。
「書こうとしたが動けない日」だけ使えば十分です。
書ける日は本文に入ってしまえばいいので、ウォームアップは「筆が重い日の補助」と考えると続けやすくなります。
習慣にするより、道具として手元に置いておくイメージです。
Q. 書けない日のウォームアップは?
「どのプロンプトにするか選ぶだけ」で十分です。
選んだプロンプトをAIに渡して出力を眺めるだけでも、「書く状態」への切り替えになります。
出力に手を入れたくなったら儲けもの、入れたくなければその日はそれで終わりにしてもいいと思います。
Q. 他のAIでも使えますか?
Claude・Gemini・Copilotなど、主要なAIチャットで動作します。
どのAIでも日本語の指示文は理解できるので、同じプロンプトをそのまま使えます。
出力のトーンや文体はAIによって変わるので、比べてみるのも面白いです。

まとめ
創作ウォームアップに使えるAIプロンプトを10本、目的別で紹介しました。
書き出し・感情表現・描写練習・一行チャレンジの4カテゴリで整理しているので、その日の気分や課題に合わせて選べます。
「完成度は関係ない」のがウォームアップの核心です。
AIが生成した文章に少し手を入れた、それだけで今日の筆は動いています。
上手く書こうとしなくていい5分間が、本文への助走になります。
まず10本の中から1本だけ選んで、今日試してみてください。
創作ウォームアップに役立つおすすめ本
書き始めの壁を下げるためのヒントが詰まった書籍を紹介します。
創作活性化のための実践プログラム。毎朝ウォームアップを習慣にするアイデアが豊富です。
感情を言葉で表現するための語彙辞典。ウォームアップで感情描写の練習をするときに役立ちます。
創作に悩んだときのための33の質問集。書き始めのきっかけを見つけるのに使えます。
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