小説を書いた。でも、どこに投稿すればいいかわからない。
pixiv、小説家になろう、カクヨム、エブリスタ……。名前だけは知っているけれど、何が違うのかがわからない。さらに厄介なのが、AIを使って書いた作品の扱いです。サイトによってルールがまったく違い、知らずに投稿して作品を非公開にされたり、アカウント対応を受けたりするケースも出ています。
この記事では、主要な小説投稿サイト7つを比較しつつ、各サイトのAI利用ルールも一覧で整理しています。「自分の作品はどこに出すべきか」が、この1ページで判断できます。
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STEP 1 / 5
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投稿サイト選びで見るべき3つのポイント
投稿先を「なんとなく有名だから」で選ぶと、たいてい失敗します。読者層・ジャンル・機能の3点だけ押さえれば、大きく外しません。
- 読者層:夢小説を書いたのに、30代男性が中心のサイトに投稿しても読まれない。逆もまた然り
- 得意ジャンル:なろうは異世界無双、pixivは二次創作。サイトごとに「盛り上がるジャンル」がある
- 必要な機能:夢小説なら名前変換は必須。収益化したいならインセンティブ制度の有無を確認
この3つを軸に、7サイトを順番に見ていきます。
おすすめ小説投稿サイト7選
小説家になろう|異世界系で書籍化を狙うならここ一択
国内最大級の小説投稿サイトです。登録作品数は100万超。「なろう系」という言葉を生んだサイトだけあって、異世界転生・転移の作品が圧倒的に強いです。
ランキングに載れば一気に数万PVが手に入り、出版社のスカウトも日常的に行われています。ただし競争が激烈で、異世界系以外のジャンルだと埋もれがちです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 読者層 | 10代後半〜30代男性中心。女性読者も増加中 |
| 得意ジャンル | 異世界転生・転移、ハイファンタジー、恋愛(女性向け) |
| 書籍化 | 実績多数。スカウトあり |
| 収益化 | なし |
カクヨム|ジャンル不問で始めるならバランス最強
KADOKAWA運営。なろうと比べてジャンルの偏りが少なく、現代ドラマ・ホラー・エッセイにも読者がいます。
ロイヤルティプログラムで広告収益の一部を受け取れるのが特徴。「書いた作品で少しでも稼ぎたい」なら選択肢に入ります。KADOKAWA系の文学賞との連携も強いです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 読者層 | 10代後半〜30代、男女ほぼ均等 |
| 得意ジャンル | 異世界、現代ドラマ、恋愛、ホラー、エッセイ |
| 書籍化 | KADOKAWA連携あり |
| 収益化 | ロイヤルティプログラム(広告収益) |
pixiv|夢小説・二次創作の一大拠点
イラスト投稿サイトとして有名ですが、小説機能も充実しています。二次創作と夢小説の投稿量は全サイト中トップクラス。
pixiv独自の強みは「イラストを見にきたユーザーが、ついでに小説も読む」という導線です。作品にイラストを付けたり、二次創作のタグで検索流入を得たりと、他サイトにはない読者の獲得ルートがあります。名前変換機能もあるので、夢小説を書くならまずここ。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 読者層 | 10代〜20代女性中心。イラスト・漫画ユーザーと重複 |
| 得意ジャンル | 二次創作、夢小説、BL、百合、短編〜中編 |
| 書籍化 | 少ない |
| 収益化 | FANBOX連携で間接的に可能 |
pixivでの具体的な投稿手順やタグ戦略は、別記事で詳しくまとめています。
エブリスタ|スマホで読まれる恋愛・ホラーに強い
スマホでの読書体験に特化したサイト。UIがシンプルで、ライトな読者が多いです。
定期開催の「妄想コンテスト」が面白く、お題に沿った超短編を投稿する企画です。「長編はまだ書けないけど、短い話なら……」という人の練習場として優秀。2025年にアムタス(めちゃコミック運営元)の傘下となり、書籍化・映像化の実績もあります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 読者層 | 20代〜40代女性が多い。スマホユーザー中心 |
| 得意ジャンル | 恋愛、ホラー、ミステリー、実話系、エッセイ |
| 書籍化 | 出版社連携あり。映像化実績も |
| 収益化 | スター機能(投げ銭的) |
アルファポリス|「投稿するだけで収益」の独自モデル
投稿作品のスコア(閲覧数やブックマークで算出)に応じてポイントが貯まり、Amazonギフト券などに交換できます。さらに、一定スコアを超えると自分から出版を申請できる制度があり、スカウトを待つ必要がありません。
読者数はなろうやカクヨムより少なめですが、収益化への導線は最も整っています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 読者層 | 20代〜40代、男女ともに |
| 得意ジャンル | 異世界ファンタジー、恋愛、歴史・時代、ホラー |
| 書籍化 | 出版申請制度あり。自分から仕掛けられる |
| 収益化 | 投稿インセンティブ(ポイント→ギフト券) |
占いツクール|夢小説デビューの登竜門
もともとは占い作成サービスですが、実態は夢小説投稿サイトです。アカウント不要で投稿でき、小中学生の利用者が非常に多い。
作品の質は玉石混交ですが、「はじめて夢小説を書いた場所」として多くの書き手が通る入口です。ここで経験を積んでからpixivやハーメルンへ移行するパターンはよく見かけます。名前変換機能があるので、夢小説を書くならpixivと並ぶ選択肢です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 読者層 | 10代女性(小中学生が多い) |
| 得意ジャンル | 夢小説、占い風小説、短編恋愛 |
| 書籍化 | なし |
| 収益化 | なし |
ハーメルン|長編二次創作のホームグラウンド
二次創作専門の投稿サイト。「にじファン」閉鎖を受けて2012年に有志が設立しました。
pixivが短〜中編の二次創作に強いのに対して、ハーメルンは10万字超の長編がゴロゴロ転がっている世界。読者も長編を読み慣れているので、じっくり書きたい人には居心地がいいサイトです。個人運営ゆえに方針がブレにくいのも安心材料。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 読者層 | 10代後半〜30代、男性がやや多い |
| 得意ジャンル | 二次創作(原作あり)、クロスオーバー、オリ主もの |
| 書籍化 | なし(二次創作のため) |
| 収益化 | なし |
目的別おすすめ早見表
| やりたいこと | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| 夢小説を書きたい(名前変換あり) | pixiv、占いツクール | 名前変換機能あり。読者層が合う |
| 異世界ファンタジーで勝負 | 小説家になろう | 読者数・書籍化実績が桁違い |
| 長編二次創作をじっくり | ハーメルン | 長編を読む文化が根付いている |
| 書いた作品で収益を得たい | アルファポリス、カクヨム | インセンティブ制度あり |
| 書籍化を目指す | なろう、カクヨム、アルファポリス | 出版社との接点が多い |
| 短編でまず練習したい | エブリスタ | お題企画が充実 |
| ジャンルが決まっていない | カクヨム | 偏りが少なく幅広い |
迷ったら「カクヨムで始めて、ジャンルが固まったら専門サイトにも投稿する」が安全策です。
AI利用ルール比較|サイトごとにどこまでOKか
AIを使って書いた作品を投稿するなら、この表だけは見ておいてください。2025年後半に各サイトの方針が大きく動きました。
※2026年2月時点の情報です。規約は随時更新されるため、投稿前に各サイトの公式ページで最新情報を確認してください。
| サイト | AI全文生成 | AI補助利用 | タグ・表示 | コンテスト |
|---|---|---|---|---|
| 小説家になろう | 非推奨 | 容認 | 明文規定なし | 要確認 |
| カクヨム | 禁止なし | 容認 | 推奨タグ3種 | 要確認 |
| pixiv | 申告すれば可 | 可 | 申告必須 | 要確認 |
| エブリスタ | 禁止なし | 可 | 明記推奨 | 要確認 |
| アルファポリス | 投稿は可 | 可 | 明文規定なし | 禁止 |
| 占いツクール | 規定なし | 規定なし | 規定なし | ー |
| ハーメルン | 条件付き可 | 可 | 明記が必要 | ー |
ざっくり言えば「補助的に使う分にはほぼ問題なし」「全文生成はグレー」「コンテスト応募はサイトによってNG」というのが2026年時点の相場感です。
知っておきたい各サイトの温度感
小説家になろう — 規約にAIの文字はありません。ただし運営は「創作はユーザー自身が構想し執筆したもの」という立場で、AI生成文の大量投稿は方針と合わないとされています。プロットの壁打ちや推敲補助なら、現時点では問題になっていません。なお、2025年9月には公式の「AI校正」機能がリリースされており、AIの補助利用自体を否定する姿勢ではないことがうかがえます。
カクヨム — 2025年11月にAI利用への対応を明確化。「AI本文利用」「AI本文一部利用」「AI補助利用」の3種類の推奨タグを設定しました。禁止ではないものの、タグなしでAI作品を出すと読者からの報告で対応が入る可能性があります。
pixiv — 2023年の段階で対応済み。投稿時に「AI生成作品かどうか」を聞かれる仕組みがあり、申告すれば投稿可能です。フィルタリング機能もあるので「見たくない人は見なくて済む」環境ができています。各サイトの中では最も仕組みが整っている印象です。
アルファポリス — 投稿自体はOKですが、2025年11月にコンテスト参加と書籍化打診が明確に禁止されました。受賞後にAI生成と判明した場合は受賞取り消し・書籍化中止。「普段の投稿は自由。でもコンテストと出版は人間だけ」という線引きです。
ハーメルン — 運営への問い合わせ事例として、AI使用を明記し、利用したAIツールの規約リンクを記載すれば投稿OKという回答が共有されています。公式規約ページにはAIの条項がないため、最新状況は直接確認するのが確実です。
AIを使った小説を投稿するときに気をつけること
規約の話とは別に、実際に投稿する際のポイントを3つだけ。
使ったことは書いておく。 あらすじや後書きに「プロットの壁打ちにChatGPTを使用」「下書きの一部をAIで生成し、全体を編集」など書いておけば、後からトラブルになるリスクが減ります。
丸投げと活用は別物。 AIの出力をそのまま載せるのが「丸投げ」。出力を素材にして、自分で編集・加筆して仕上げるのが「活用」。多くのサイトが問題視しているのは前者です。AIをプロットの壁打ちや推敲に使う程度なら、ほとんどのサイトで受け入れられています。
二次創作×AIは慎重に。 原作のキャラクターやセリフをAIに入力して生成させる行為は、著作権の観点からも注意が必要です。各サイトのAI規約だけでなく、原作側のガイドラインも確認してください。
AIを使った夢小説の書き方は、以下の記事で具体的な手順を解説しています。

FAQ
Q. 複数のサイトに同じ作品を投稿してもいい?
ほとんどのサイトでは重複投稿を禁止していません。ただし、コンテスト応募時に「他サイト未公開」が条件になることがあります。普段の投稿なら、なろうとカクヨムに同時掲載している人も多いです。
Q. 初心者が最初に選ぶなら?
ジャンル次第です。夢小説ならpixivか占いツクール。異世界ファンタジーなら小説家になろう。まだ何を書くか決まっていないなら、カクヨムが無難。ジャンルが固まってきたら専門サイトに広げていけばOKです。
Q. AIを使ったことを読者に言わなかったらどうなる?
サイトによりますが、カクヨムではタグ付けが推奨、pixivではAI生成の申告が必須です。読者からの報告で後から判明すると、作品の非公開化やアカウント対応を受ける可能性があります。最初から書いておくほうが安全です。
Q. 投稿サイトに載せた作品の著作権は?
著作権は投稿者のものです。各サイトの規約には「サイト上で表示・配信するためのライセンスを許諾する」とありますが、これは著作権の譲渡ではありません。他サイトへの転載や書籍化の権利は、投稿者が持ち続けます。
AIで小説を書くツールを探している方は、こちらの記事も参考にしてください。


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