NovelAIのテキスト生成は、エディタの中でAIと並走しながら小説を書く専用サービスです。Lorebookにキャラ設定を登録しておくだけで、どれだけ長い話でも設定がブレなくなるのが、チャット型AIにはない強みです。
ChatGPTやClaudeで長編を書いていると「設定が複雑になるとキャラがブレる」「プロンプトに毎回同じ設定を貼り直すのが面倒」、そうした壁にぶつかった人には、NovelAIは試してみる価値があります。
この記事では、NovelAIのテキスト生成機能だけに絞って、登録から実際に文章を出力するまでの手順を解説します。料金プランの選び方、日本語での使用感、ChatGPT・Claude・AIのべりすととの使い分けまで、一本で判断できる内容を目指しました。
NovelAIとは|テキスト生成専用AIの特徴
NovelAIは、アメリカのAnlatan社が運営するAIサービスです。2021年にテキスト生成AIとしてスタートし、2022年に画像生成機能が追加されて日本でも知名度が上がりました。
日本では「NovelAI=イラストAI」の印象が先行していますが、ルーツは小説生成のほうです。テキストモデルも着実に進化しています。
NovelAIはエディタ型で、チャットではなく「続きを書く」形式で動く
基本の流れはシンプルです。
- テキストを入力する(冒頭の文章や設定を書く)
- AIが続きを生成する(入力内容に合わせて文章を出力)
- 修正して、また生成する(出力を編集しながら繰り返す)
ChatGPTのような「チャット形式」ではなく、エディタの中でAIが文章の続きを書いてくれる イメージです。自分が書いたテキストの直後にAIの出力が挿入されるので、共同執筆に近い感覚で使えます。
日本語で書くならGLM-4.6を、長編の安定性にはErato 70Bを選ぶ
| モデル名 | 特徴 | 利用可能プラン |
|---|---|---|
| Kayra 13B | 動作が軽い。短編向き | Tablet以上 |
| Llama 3 Erato 70B | 長文・長編で安定 | Scroll以上 |
| GLM-4.6 | 日本語・多言語対応に強い | 全プラン |
Eratoは8,000トークンのコンテキスト長を持ち、長い文脈を踏まえた出力ができます。短編ならKayraで十分ですが、長編やキャラが多い作品ではEratoのほうが安定します。
2026年に追加されたGLM-4.6は多言語対応を強みとしており、日本語での出力はEratoより自然だと評価されています。無料トライアル含む全プランで使えるため、日本語で書く場合はGLM-4.6を試すのが最初の選択肢になります。
英語版の夢小説を書くなら、PLaMo翻訳が強い
PLaMo翻訳は、Preferred Networks(PFN)が開発した国産AI翻訳サービスです。Google翻訳やDeepLより自然な日本語・英語表現が得意で、創作文のニュアンスも崩さず翻訳してくれます。ChatGPTで書いた夢小説を英語版にして海外ファンダムに届けたいときにぜひ。
✅ 国産AI(PFN)による高精度翻訳
✅ 小説・創作文向けの自然な表現
✅ 無料から使えるWebサービス
※広告リンクを含みます。サービスの利用料金は変わりません。
料金プランの選び方
アカウント登録(無料)だけでテキスト生成を50回試せます。月ごとのリセットはないので、じっくり試して判断してください。本格的に使うなら有料プランへ。
| プラン | 月額 | テキスト生成 | モデル |
|---|---|---|---|
| 無料 | $0 | 50回まで | Kayra 13B |
| Tablet | $10 | 無制限 | Kayra 13B |
| Scroll | $15 | 無制限 | Erato 70B |
| Opus | $25 | 無制限 | Erato 70B+実験機能 |
テキスト生成目的ならScrollが狙い目です。 Erato 70Bを使えるのはScrollからで、特に日本語の出力品質はKayraとEratoで差があります。OpusはAnlas(画像生成ポイント)が多い以外、テキスト面ではScrollと変わりません。
まずは無料の50回で操作感を確かめて、気に入ったらScrollに上げるのが無駄のない流れです。
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NovelAIの使い方|テキスト生成の始め方
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ステップ1:アカウント登録はメールだけで完了する
NovelAIの公式サイトにアクセスし、メールアドレスで登録します。認証メールを確認すれば使えます。
ステップ2:「New Story」を開けばすぐにエディタが使える
ログイン後、「Stories」→「New Story」でテキストエディタが開きます。難しい初期設定は不要で、その場で書き始められます。
ステップ3:最初はEratoとStorywriterを選べば動き出せる
左側のパネルで以下を設定します。
- Model:Erato推奨(Scroll以上の場合)
- Config Preset:出力スタイルの調整。「Carefree」か「Storywriter」が最初は使いやすい
- Memory:AIに常に覚えておいてほしい情報を入れる欄。キャラ設定や世界観を書く
- Author’s Note:いま書いているシーンの雰囲気や方向性を指示する欄
ステップ4:冒頭を書いてSendを押すと続きが生成される
エディタに冒頭の文章を入力し、Sendボタン(Ctrl+Enter)を押すとAIが続きを生成します。
気に入らなければRetryで別パターンを出力するか、自分で修正してから再度Sendする。この「書く→生成→直す→また生成」のループがNovelAIの基本ワークフローです。
ステップ5:Lorebookに登録すると、キャラがどんな長さの話でもブレなくなる
NovelAIのテキスト生成で一番重宝するのがLorebook機能です。
キャラクター名、場所名、アイテム名などをLorebookに登録しておくと、その単語がテキスト中に出てきたとき、AIが自動で登録情報を参照します。
たとえば「アキラ」をLorebookに登録し、「22歳男性。口調は丁寧だが皮肉っぽい。元バスケ部」と書いておく。するとテキスト中に「アキラ」が出るたびに、AIがこの設定を踏まえて文章を作ります。
日本語で使うコツ
日本語での小説生成には実力と限界の両面があります。それぞれ正直に書きます。
日本語品質はGLM-4.6・Eratoで「実用レベル」になったが、英語には及ばない
日本語での小説生成は「使えるが、英語より品質は落ちる」。 これが正直なところです。
NovelAIのモデルは英語データが中心なので、日本語は英語ほど自然ではありませんでした。Erato 70Bになってから日本語品質はかなり改善されています。さらに2026年に追加されたGLM-4.6は多言語対応を強みとしており、日本語での出力はEratoより自然だと評価されています。短い場面の描写や会話文の生成には十分使えます。
一方、長文になると同じ表現が繰り返されたり、助詞の「は」「が」の使い分けが不自然になることがあります。こまめに自分で手を入れながら進めるのがコツです。AIと一緒に書き、自分で整える くらいの距離感が、長く続けられます。
日本語で安定させるには温度とMemoryの調整が効く
- MemoryとAuthor’s Noteは日本語で書いてOK。 AIに渡す設定情報は日本語で問題ありません
- temperatureを少し下げる。 出力のランダム性が下がり、文法の崩れが減ります
- 出力が長すぎると乱れる。 1回の生成量を短めに設定し、少しずつ進めるほうが安定します
このプロンプト構成で、現代恋愛の冒頭シーンを生成できる
実際に使うときの設定例を載せておきます。
Memory欄:
ジャンル:現代恋愛。大学生の日常。
主人公:ユウキ。22歳男性。控えめだが芯は強い。
ヒロイン:ミオ。21歳女性。活発で嘘がつけない性格。
舞台:都内の大学キャンパスと駅前のカフェ。Code language: plaintext (plaintext)
Author’s Note欄:
二人が初めてまともに話すシーン。ぎこちなさと緊張感。Code language: plaintext (plaintext)
エディタに書く冒頭:
図書館の自習室は、いつもなら満席だ。でも今日は梅雨の豪雨で、席の半分が空いていた。ユウキは窓際に座り、開いたテキストの上に視線を落としたまま、外の雨音を聞いていた。Code language: plaintext (plaintext)
ここまで書いてSendを押せば、AIがこの先の場面を生成します。実際に出力されたサンプルを一例として示します。
「ここ、座っていいですか」 声は、雨音の中でも妙にはっきり聞こえた。顔を上げると、見慣れない女子が隣の椅子の背を掴んでいた。
※ 出力は毎回変わります。気に入らなければRetryで別パターンを試してください。
ChatGPT・Claude・AIのべりすととの使い分け
NovelAIが有利なのは、エディタ型での並走執筆とLorebookによる設定管理の2点です。チャット型AIとはそもそも設計の方向が違います。
操作方式の違い:
| ツール | 方式 | 設定管理 | 日本語品質 |
|---|---|---|---|
| NovelAI | エディタ型 | Lorebook(自動) | △〜○ |
| ChatGPT / Claude | チャット型 | 手動でプロンプトに含める | ○ |
| AIのべりすと | エディタ型 | メモリ機能 | ◎ |
キャラのブレにくさと長文安定性:
| ツール | キャラのブレにくさ | 長文の安定性 | 価格 |
|---|---|---|---|
| NovelAI | ◎(Lorebook自動注入) | ○ | $10〜25/月 |
| ChatGPT / Claude | △(長文で忘れる) | ○〜◎ | 無料〜$20/月 |
| AIのべりすと | ○ | △ | 無料(制限あり) |
NovelAIを選ぶ理由があるのはこんな人:
- チャット形式ではなく、エディタの中でAIと一緒に創作したい
- Lorebookでキャラ・世界観を管理しながら長編を書きたい
- AIのべりすとの操作感が好きだったが、制限やサービスの先行きが気になる
逆に、日本語の自然さを最優先にしたい人、プロットの壁打ちや設定の相談をしたい人にはChatGPTやClaudeのほうが合います。
Claudeで長編小説を書くコツは、以下の記事で解説しています。

よくある質問
Q. NovelAIで日本語の小説は書けますか?
書けます。英語より出力品質は落ちますが、GLM-4.6またはErato 70Bモデルなら実用レベルで、短い場面描写や会話文の生成には十分対応できます。長文部分は自分で手を入れながら進めるのがおすすめです。
Q. NovelAIは無料で試せますか?
アカウント登録で50回まで無料で使えます(月リセットなし)。使い切ったら有料プラン(月$10〜)への切り替えが必要です。
Q. NovelAIで書いた小説の著作権はどうなりますか?
NovelAIの利用規約上、ユーザーが生成したコンテンツの権利はユーザーに帰属します。投稿サイトに公開する場合は、各サイトのAI利用規約も合わせて確認してください。
投稿サイトごとのAI利用ルールは、以下の記事で一覧比較しています。

Q. NovelAIの画像生成と小説生成は同じアカウントで使えますか?
はい、同一アカウント・同一プランでどちらも使えます。テキスト生成は有料プランなら無制限で使用でき、画像生成はAnlasポイントを消費する仕組みです。
Q. NovelAIとAIのべりすとの違いは何ですか?
どちらもエディタ型の創作AIです。日本語品質はAIのべりすとが上ですが、NovelAIはLorebookによるキャラ設定の自動管理が強みで、長編での設定ブレを防ぎやすい構造を持ちます。日本語の自然さを優先するならAIのべりすと、長編執筆の設定管理ならNovelAIが向いています。
まとめ
NovelAIのテキスト生成は、チャット型AIとは別の使い方をするツールです。エディタの中でAIと並走しながら文章を育てていく感覚があり、特にLorebookによるキャラ設定の自動管理は、長編を書く人にとって実質的な強みになります。
日本語での出力品質は「十分使えるが英語には及ばない」が正直なところです。AIが出力した続きを自分の声で整えながら進める。そのプロセス自体を楽しめるなら、試してみる価値があります。
まずは無料の50回でLorebookの感触を確かめて、合いそうなら月$15のScrollに上げるのが、一番無駄のない始め方です。
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