プロンプトの書き方を知らないまま始めると、何度生成しても「なんか違う」が続きます。
推しらしさが出てこない。
セリフがよそよそしい。
シチュエーションはあっているのに、読んでいてしっくりこない。
その違和感の多くは、AIへの指示の渡し方に原因があります。
この記事では、AI夢小説を書くためのプロンプト設計の考え方と、コピペで使えるシーン別テンプレートをまとめました。
今日から推しキャラで夢小説を書き始められます。
AIに方向を伝えてみよう
夢小説プロンプトとは、AIに推しキャラの口調・設定・場面・感情を渡して、書きたいシーンを一緒に作るための指示文のことです。
「推しっぽく書いて」だけでは、AIには判断する材料がありません。
口調は?
性格は?
夢主との関係は?
どんな場面?
感情の向きは?
これらをセットで渡して初めて、AIは方向を決めて動けます。
最初に私がやったのは「甘い雰囲気で夢小説を書いて」という丸投げでした。
返ってきたのは、どこかのアイドル小説のような当たり障りのない文章で、推しの要素がほぼゼロでした。
何度再生成しても「これじゃない」が続きました。
試行錯誤してわかったのは、「曖昧な指示を出す」より「AIに具体的な方向を伝えて一緒に作る」感覚にするほうが、出てくる文章が変わるということです。
自分がディレクターになって、AIに具体的な材料を渡す。
そのイメージに切り替えると、思いどおりの場面に近づきます。
材料を渡す手間は最初の数分だけです。
一度テンプレを作っておけば、次からはコピペで使い回せます。
AIをうまく活用できている人に共通することがあります。
「何かが違う」と感じたとき、すぐに再生成するのではなく、「どの情報が足りなかったのか」を一度振り返ってみることです。
口調か、場面か、感情の指定か。
どこが曖昧だったかを確認すると、次のプロンプトが自然に改善されていきます。
うまくいかない経験も、ディレクターとしての眼を育てる材料になります。
最初から完璧を目指さなくていい。
試すたびに「こっちのほうが推しらしい」という感覚が鍛えられます。
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AIに渡す4つの情報
プロンプトに含めるべき情報は4種類です。
この4つを揃えると、同じプロンプトテンプレを繰り返したときにキャラブレが起きにくくなります。
口調設定で文体が揃う理由
推しの口調を1〜2文で表現すると、AIが文体の軸を持ちやすくなります。
「ぶっきらぼうだけど優しい、敬語なし」「丁寧な話し方だけど内心はドキドキしている」のように、性格と話し方をセットで表現するのがコツです。
性格だけ書いても、AIが文体を決めかねることがあります。
「口調」という形で表現すると、出力のブレが少なくなります。
口調をテンプレに組み込んでおくと、次回以降のプロンプトでも同じ文体を維持しやすくなります。
記事の後半にあるプロンプトテンプレは、この口調設定の欄をそのまま書き換えて使えます。
夢主設定はシンプルに3点だけ
夢主の設定は「名前(任意)」「推しとの関係」「立場や職業」の3点で十分です。
詳細設定を盛り込みすぎると、AIが設定を持て余してぼんやりした文章になることがあります。
「趣味はピアノ、3人きょうだいの長女、過去に失恋を経験していて…」のように設定を積みすぎると、そのすべてを文章に反映しようとするせいか、かえって作品としての焦点がぼやけます。
最初は「同じクラスの同級生」「バイト先の先輩」くらいのシンプルさで試してみてください。
細かい設定は、書き進めながら少しずつ追加するほうが、自然に育ちます。
迷ったら「名前・関係・立場」の3点だけでスタートするのがおすすめです。
足りないと感じた設定は、後から追加するほうが文章になじみます。
場面設定:いつ・どこで・何が
「ロマンチックな感じで」のような抽象的な場面設定は、AIが解釈しにくく、出力がぼんやりします。
時間・場所・状況の3点をセットにして渡すと、文章の具体度が上がります。
- ❌ 「なんとなく甘い雰囲気の場面」
- ✅ 「放課後の教室、2人きり。後片付けをしているときに偶然目が合った」
「目が合った」「隣に座った」「傘を差し出された」。
状況を一文で書くだけで、AIが選ぶ言葉が変わります。
場面の具体性が上がるほど、「そのシーンらしさ」のある文章が出やすくなります。
迷ったときは「いつ・どこで・何が起きた」の3点セットを意識してみてください。
それだけで、抽象的な場面設定より格段に文章が変わります。
感情タグで文章のトーンが決まる
「甘い」「切ない」「ドキドキ」「すれ違い」「照れている」。
感情タグを1語添えるだけで、文章のトーンが変わります。
指定しないと、AIは中間的で当たり障りのない表現を選ぶ傾向があります。
感情に振り切れた文章を出してほしいときは、こちらからはっきりと感情の色を指定することが大切です。
推し側と夢主側の両方を書くと、より立体的なシーンになります。
「推し側:ずっと言えなかった本音が出かかっている」「夢主側:後悔と期待が混ざっている」のように、2人の内面を別々に指定してみてください。
感情タグの参考例としては、「甘い・照れている・ドキドキ」(甘さ系)、「切ない・すれ違い・言えない」(切なさ系)、「息が詰まる・目が合えない」(緊張系)があります。
使い慣れてきたら、2つ組み合わせてみるのもおすすめです。
「甘いのに切ない」「照れているのにすれ違っている」。
複数の感情が混在するほど、複雑な場面が出てきます。

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コピペで使えるテンプレ3選
以下のテンプレートは [推しの名前] と [夢主の名前] の2箇所を書き換えるだけで使えます。
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ChatGPT・Claude・Gemini、どのAIでも動作します。
出力は毎回変わるので、気に入らなければ何度か再生成してみてください。
初対面・出会いのシーン
始まりの場面は、夢小説の中でも特に緊張感が出しやすいシーンです。
以下の文章をコピーして、[ ] 内を自分の設定に書き換えてから貼り付けてください。
以下の条件で夢小説の1シーン(400字程度)を書いてください。
【キャラクター設定】
・推しキャラ名: [推しの名前]
・口調: やや無愛想だが、実は優しい。敬語は使わない
・性格: 人見知りに見えるが観察力がある
【夢主設定】
・名前: [夢主の名前]
・推しとの関係: 初対面。同じプロジェクトに配属された
【場面】
・時間: 初日の昼休み、廊下
・状況: 夢主が道に迷っているところに推しが通りかかる
【感情の方向性】
・推し側: 無愛想だが助けずにはいられない
・夢主側: 戸惑いながらも少し気になる
文体は自然な三人称で、セリフと地の文を交えて書いてください。Code language: plaintext (plaintext)
カスタマイズポイント: 口調欄(「やや無愛想だが、実は優しい」)を推しの性格に合わせて書き換えてください。
「感情の方向性」の「無愛想だが助けずにはいられない」の部分も変えると、別人のような文章になります。
「陽気で話しかけてくる」「興味なさそうに見えて実は観察している」など、ここを変えるだけで雰囲気がガラッと変わります。
日常・ふとした瞬間
派手な展開がなくても、日常のふとした場面こそ推しらしさが出やすいです。
劇的な告白や事件より、「何気なく隣に来た」「ふと目が合った」の積み重ねが夢小説の醍醐味だったりします。
そういうシーンは、AIが特に自然な文章を出しやすい場所でもあります。
以下の条件で夢小説の1シーン(400字程度)を書いてください。
【キャラクター設定】
・推しキャラ名: [推しの名前]
・口調: 穏やかで話しやすい。ときどき気の抜けたことを言う
・性格: 観察眼があり、相手の細かいことに気づく
【夢主設定】
・名前: [夢主の名前]
・推しとの関係: 同じバイト先の仲間、3ヶ月の関係
【場面】
・時間: 閉店後の片付け中
・状況: 疲れて黙って作業していると、推しが隣に来た
【感情の方向性】
・推し側: さりげなく気にかけている
・夢主側: 疲れが少し和らぐ、ほっとする
文体は三人称で、心理描写を多めに書いてください。Code language: plaintext (plaintext)
カスタマイズポイント: 口調欄を推しに合わせて書き換えてください。
「閉店後の片付け」を「部活後の教室」「授業の空き時間」などに変えると、設定に合わせて使い回せます。
「バイト仲間」を「部活の後輩」「幼なじみ」に変えれば関係性も変えられます。
感情が動く・本音が出るシーン
感情が高ぶる場面は、AIが最も得意とするシーンの一つです。
「ずっと言えなかった言葉が出かかっている」「本音を隠したまま会話している」。
こういった内面の緊張感は、丁寧に指定するほど文章に反映されます。
以下の条件で夢小説の1シーン(500字程度)を書いてください。
【キャラクター設定】
・推しキャラ名: [推しの名前]
・口調: 普段はクールだが、感情が高まると言葉が崩れる
・性格: 本音を言うのが苦手。遠回しな表現が多い
【夢主設定】
・名前: [夢主の名前]
・推しとの関係: 長い付き合いの友人、最近雰囲気が変わった
【場面】
・時間: 夕方の帰り道、2人きり
・状況: 夢主が「もう関係を変えたくない」と言ったあと
【感情の方向性】
・推し側: ずっと言えなかった本音が出かかっている
・夢主側: 後悔と期待が混ざっている
文体は三人称、セリフを中心に内面描写を添えてください。Code language: plaintext (plaintext)
カスタマイズポイント: 口調欄(「普段はクールだが、感情が高まると言葉が崩れる」)を推しの性格に書き換えてください。
関係性(「幼なじみ」「ライバル」「先生と生徒」など)を変えると、同じプロンプトでまったく違う雰囲気になります。
感情の方向性を「嫉妬」「すれ違い」「誤解が解ける瞬間」に変えれば、場面の緊張感も変わります。

文章を自分のものにするコツ
AIが出力した文章は、スタート地点です。
「そのまま使えた!」と感じる場面もありますが、多くの場合は少し手を入れると一気に「自分の作品」の感触に近づきます。
推しのキャラクターを一番よく知っているのは、自分です。
その知識をほんの一文に込めるだけで、AIが生成した文章が自分の作品に変わります。
全文を書き直す必要はありません。
一箇所変えるだけでも、文章の体温が変わります。
口調を1箇所だけ直す最初の一歩
読み返して「ここだけ雰囲気が違う」と感じる一文を1箇所見つけて、直すだけで十分です。
推しのキャラクターをよく知っているのは自分だけです。
「この人はこんな言い方しない」という直感が、一番信頼できる編集眼です。
セリフ一つを書き換えるだけで、場面の印象がずいぶん変わることがあります。
AIは推しを外側から「観察」して書きます。
でも自分は推しを「内側から知っている」感覚で書けます。
そこが大きな違いで、その感覚を一文に込めるだけで文章の解像度が変わります。
直す前:「ありがとう」と[推しの名前]は言った。
直した後:「……まあ、いいけど」と[推しの名前]は目を逸らした。
一文変えるだけで、キャラクターの体温がまったく変わります。
「この人はこんな言い方をしない」という直感を信じてください。
自分だけの1文を加える効果
AIが書かない描写を1文足すだけで、文章が一気に自分のものになります。
たとえば「推しがいつもするあの癖」や「この場所の空気感」。
本人にしかわからない細部を1文添えると、読んだときに「あ、これは自分が書いた」という手ごたえが生まれます。
「このキャラは絶対こういうとき左手の袖口を引っ張る」みたいな、原作にも明示されていない自分だけの解釈を1文入れる。
それがAIと自分の共作を「自分の作品」に変える一番のコツだと思っています。
違和感ある表現の見つけ方と削り方
AI特有の丁寧すぎる表現や、少し硬い言い回しは、思い切って削ってかまいません。
「そのような状況の中で」「彼女はこう感じていた」のような説明的な文は、削るだけでリズムが軽くなります。
削った後に読んで、自然なら正解です。
何かを足すより、削るほうが効果が出やすいことも多いです。
「これ、なくても伝わるな」と感じた一文は、迷わず消してみてください。


よくある質問
Q. 最初にやることは何ですか?
推しキャラの口調と性格を1〜2文で決めることが最初のステップです。
「ぶっきらぼうだけど優しい」「丁寧な話し方で内心はドキドキしている」のように表現すると、AIが文体の軸を持ちやすくなります。
設定が固まったら、この記事のテンプレに当てはめて試してみてください。
Q. 推しキャラがブレる原因は?
プロンプトに口調・性格の情報がないまま毎回生成すると、AIがランダムに解釈するためキャラブレが起きます。
設定を毎回コピペして貼るだけで、一貫性が出やすくなります。
メモアプリに設定テンプレを保存しておくと、次回からすぐ使えて便利です。
Q. どのAIツールを使えばいい?
ChatGPT・Claude・Geminiのどれでも動きます。
キャラクターの感情描写はClaudeが丁寧、長文の安定感はChatGPTが強い印象があります。
まずは使い慣れたものから試して、場面によって使い分けるのがおすすめです。
Q. スマホだけで書けますか?
書けます。
ChatGPT・Claude・Geminiはすべてスマホのブラウザやアプリから使えます。
プロンプトはメモアプリに保存しておくと、次回貼り付けるだけで使えて便利です。
Q. 出力文章はそのまま使える?
使って問題ありません。
ただ、推しらしさや自分だけの描写を1文加えると、より自分の作品に近づきます。
「出力=下書き」と考えて、少し手を入れる習慣をつけると満足度が上がります。
Q1. 推しと一番書きたいシーンは?
まとめ
AI夢小説をうまく書くには、「曖昧な指示」より「具体的な方向出し」がポイントです。
渡す情報は4つ。
口調・夢主の設定・場面・感情の向き。
この4つを揃えてから生成すると、「なんか違う」が減り、書き直しも少なくなります。
AIが出力した文章はスタート地点で、そこに自分の言葉を1文足すと一気に自分の作品になります。
AIに渡す設定を少しずつ改良するうちに、自分が好きな場面・感情・関係性の輪郭が見えてきます。
「この距離感が好き」「こういう感情の揺れが出てほしい」。
そういう感覚をプロンプトで言語化するトレーニングにもなっています。
それは夢小説を書くうえでの、自分だけの「型」になっていきます。
完璧なプロンプトを最初から作ろうとしなくていいです。
まずはテンプレをそのまま使って、徐々に自分好みに育てていけばいい。
試すたびに「こっちのほうがらしい」という感覚が磨かれていきます。
まずはテンプレ1本を、好きな推しの設定で試してみてください。
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