Gemini夢小説でキャラの口調がブレる原因は、プロンプトの「指定の甘さ」と「長文での記憶薄れ」にあります。
セリフ例・禁止指定・キャラ設定カードの3点セットで、ほとんどのブレは防げます。
さっきまで敬語だったキャラが、いつの間にかタメ口で話している。
クールだったはずなのに、急にフランクな返答が返ってきた——そんな経験が重なるほど、書く楽しさが少しずつ薄れていきます。
この記事では、口調ブレの3つの原因と具体的な対策テクニックを、コピペで使えるプロンプトテンプレートつきで解説します。
長編での口調キープ方法まで、この1記事でひと通り揃えました。
Gemini夢小説で口調がブレる3つの原因
「雰囲気」だけの口調指定では、毎回違う優しさが出てくる
「優しい話し方」「クールな感じ」といった抽象的な指定だけでは、Geminiにとって情報が足りません。
「優しい」の解釈は無数にあるため、毎回異なる「優しさ」が出力されてしまいます。
| NG例 | OK例 |
|---|---|
| 優しい口調で話す | 語尾に「〜かな」「〜ね」を使う。相手の名前を呼ぶときは「さん」付け |
| クールなキャラ | 語尾は言い切り型。感情を直接言わず、行動で示す。一人称は「俺」 |
「こう話す」だけでは不十分で、「こう話さない」を加えると安定する
口調の肯定指定(〜を使う)だけだと、Geminiは他の表現も混ぜてしまいます。
「敬語混じりの穏やかな口調」と書いても、途中でタメ口や命令形が混ざることがあります。
「〜は使わない」の禁止指定を加えることで、出力のブレ幅を大きく狭められます。
会話が長くなるほど、冒頭で渡した口調指定の影響が薄れていく
Geminiは会話が長くなるほど、冒頭の指示の影響が薄れていきます。
1,000字程度なら安定していても、3,000字を超えるあたりから標準的な文体に引きずられやすくなります。
この問題には、後述する「キャラ設定カードの再貼り付け」が効果的です。
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口調を固定するGeminiプロンプトの3つのコツ
セリフ例を1〜2文渡すだけで、口調の再現精度が目に見えて上がる
最も効果的な方法は、実際のセリフをそのままプロンプトに入れることです。
原作のセリフ、もしくは自分がイメージする口調のセリフを1〜2文用意して「セリフ例:」として渡します。
「〜ですよ、[夢主名]さん」「わかってる、ちゃんと見てたから」といった具体的な文が入るだけで、生成されるセリフの質が目に見えて変わります。
「肯定指定」と「禁止指定」を両方書くと、ブレの幅が格段に狭まる
口調を指定するとき、「〜してね」「〜だよ」など語尾の形を具体的に書き出しておくと効果的です。
加えて「敬語を使わない」「語尾に『な』をつけない」のように、禁止事項も明記する方が有効です。
| 指定方法 | 書き方の例 | 効果 |
|---|---|---|
| 肯定指定 | 語尾:「〜かな」「〜ね」が多い | 口調の方向性を示す |
| 禁止指定 | 「です・ます」は使わない | ブレの幅を狭める |
| セリフ例 | 「そっか、それでよかったんじゃないかな」 | パターンを直接伝える |
3つを組み合わせて渡すと、どれか1つだけのときと比べて口調の安定度が格段に上がります。
キャラ設定カードを作ってコピペするだけで、毎回の設定入力がゼロになる
口調・語尾・セリフ例をひとまとめにした「キャラ設定カード」をテキストファイルとして保存しておくと、プロンプト作成の手間がぐっと減ります。
【キャラ設定カード:[推しキャラ名]】
口調の特徴:[例:穏やかで敬語混じり。語尾に「ね」「ですよ」が多い]
使う語尾:「〜ね」「〜ですよ」「〜かな」
禁止:[例:荒っぽい言葉・タメ口・命令形・「だぜ」「だろ」]
セリフ例①:「[セリフ1]」
セリフ例②:「[セリフ2]」
セリフ例③:「[セリフ3]」
夢主との関係:[例:同じクラスの幼なじみ。夢主に対してだけ少し素直になれる]
感情表現の癖:[例:照れると目をそらして髪を触る。嬉しいときは口角だけ上がる]Code language: plaintext (plaintext)
ポイントは「セリフ例を3文以上」入れること。
1文だけだとパターンの幅が狭く、似たようなセリフが繰り返されがちです。
3文あると、バリエーションを保ちながらキャラらしさを維持しやすくなります。


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口調キープの実践:Before / Afterで見る改善例
実際にプロンプトの口調指定を改善すると、どのくらい出力が変わるか見てみましょう。
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Before:抽象的な口調指定では「誰でも言いそうなセリフ」になる
【キャラクター】
名前:冬馬
口調:優しくて穏やかな話し方Code language: plaintext (plaintext)
【出力例(Before)】
「大丈夫だよ。
君は一人じゃないから、安心して」
→ 「優しい」の解釈がGeminiに任されるため、毎回違う「優しさ」が出てくる。
口調の個性が出にくい。
After:具体的な口調指定(肯定+禁止+セリフ例)でキャラが立ってくる
【キャラクター】
名前:冬馬
口調の特徴:敬語混じりの穏やかな話し方。語尾に「ね」を付けることが多い
使う語尾:「〜ね」「〜ですよ」「〜かもしれません」
禁止:タメ口・命令形・「だぜ」「じゃん」
セリフ例①:「ここ、使っていいですか?一人の方が好きでしたらすぐ帰りますね」
セリフ例②:「無理に話さなくていいですよ。ただ隣にいるだけでも、ね」Code language: plaintext (plaintext)
【出力例(After)】
「少し休んだ方がいいかもしれませんね。
……飲み物、温かいのと冷たいの、どちらがいいですか?」
→ 敬語混じり+「ね」語尾が再現され、冬馬らしさが出てくる。
※ 出力は毎回変わります
口調指定を具体的にするだけで、「このキャラならこう言いそう」と感じられるセリフが出やすくなります。

長編で口調をキープし続けるコツ
短編なら上記のテクニックだけで十分ですが、長編になると別の問題が出てきます。
章の切り替え時にキャラ設定カードを貼り直すと、口調の漂流が防げる
Geminiは会話が長くなると、冒頭で渡した情報の影響が薄れていきます。
対策はシンプルで、章や場面が切り替わるタイミングで、キャラ設定カードをもう一度プロンプトに貼り直すだけです。
以下の文章の続き(第3章)を800字程度で書いてください。
【キャラ設定カード:冬馬】(※ここに先ほど作ったカードをそのまま貼る)
【前章のあらすじ】
(第2章のあらすじを2〜3行で要約)
【第3章の方向性】
冬馬が夢主の異変に気づき、さりげなく手を差し伸べる場面。
【執筆方針】
・夢主の一人称視点
・冬馬の口調は上記のキャラ設定カードを厳守
・直前の文章のトーンを引き継ぐCode language: plaintext (plaintext)
あらすじを2〜3行添えると、口調だけでなく感情状態も引き継がれやすい
前章のあらすじを2〜3行で添えておくと、口調だけでなくキャラの感情状態も引き継がれやすくなります。
「第2章ではケンカをした」の一文が入っていれば、第3章の冬馬のセリフに気まずさや遠慮がにじむようになります。
==Gemsにキャラ設定を保存しておけば、毎回の貼り付け作業がなくなる==
GeminiのGems機能(Geminiのサイドバーから作成できます)を使えば、キャラ設定カードをカスタムAIとして保存できます。
一度設定すれば、そのGemを開くだけでキャラ情報が自動で適用されるため、長編で毎回コピペする手間がなくなります。
Gemsの詳しい使い方はこちらの完全ガイドで解説しています。
シーン別の口調キープ実践テンプレート
口調キープのテクニックを組み込んだ、シーン別のGeminiプロンプトテンプレートを用意しました。
どのテンプレートにも「キャラ設定カード挿入欄」があるので、先ほど作ったカードをそのまま貼り付けて使えます。
出会いシーンは「最初のセリフでキャラの口調を印象づける」指示を入れると安定する
以下の条件で、夢主とキャラが初めて出会うシーンを800字程度で書いてください。
【キャラ設定カード】
(ここにカードを貼る)
【夢主】
名前:[夢主名]
一人称:わたし
【シーン設定】
場所:[例:学校の屋上]
状況:[例:[夢主名]が一人で昼食をとっていたところに[推しキャラ名]が声をかける]
【口調キープ指示】
・[推しキャラ名]のセリフはキャラ設定カードの口調を厳守
・最初のセリフでキャラの口調を印象づける
・地の文では[推しキャラ名]の話し方の特徴を夢主が意識する描写を入れるCode language: plaintext (plaintext)
甘いシーンは「感情が高まっても語尾のルールは変えない」と一言加えるだけで崩れにくくなる
甘いシーンは感情が動くため、口調が崩れやすいポイントです。
「感情が高まっても口調の基本は変えない」と明記する——それだけで再現精度が変わります。
以下の条件で甘いシーンを600字程度で書いてください。
【キャラ設定カード】
(ここにカードを貼る)
【シーンの種類】
[例:告白シーン / ふたりきりの放課後]
【口調キープ指示】
・甘さのレベル:[ふんわり甘め / しっかり甘め / ドキドキ強め]
・感情が高まっても、語尾のルールは変えない
・照れや緊張は口調ではなく、仕草や間(ま)で表現する
・セリフの長さはキャラ設定カードのセリフ例と同程度にするCode language: plaintext (plaintext)
【出力例】
(甘さのレベル:しっかり甘め / 敬語混じりキャラの場合)
「……ずっと、伝えたかったんです。
今夜でないとだめな気がして」
※ 出力は毎回変わります


よくある質問
Q. Geminiでキャラの口調がブレるのを防ぐにはどうすればよいですか?
セリフ例を1〜2文プロンプトに入れるのが最も効果的です。
「禁止する口調」を明記する方法も組み合わせると、さらに安定します。
長編では、章の切れ目ごとにキャラ設定カードを再貼り付けするだけで、口調ブレを大幅に減らせます。
Q. キャラ設定カードにはどんな情報を入れればいいですか?
最低限必要なのは「口調の特徴」「使う語尾」「禁止する表現」「セリフ例2〜3文」の4つです。
余裕があれば「夢主との関係性」「感情表現の癖(照れると目をそらす等)」を加えると、よりキャラらしい出力になります。
Q. セリフ例は何文くらい入れるのがベストですか?
最低2文、できれば3文がおすすめです。
1文だけだと同じパターンが繰り返されやすく、3文あると口調のバリエーションを保ちながら一貫性を維持できます。
異なる感情(普通・照れ・真剣)のセリフを1文ずつ入れると、口調の安定度が増します。
Q. 長編の途中で口調がブレてきたらどうすればいいですか?
新しい章を始めるタイミングで、キャラ設定カードを再度プロンプトに貼り直してください。
Gemsにキャラ設定を保存しておけば、新しいチャットを開くだけで設定が自動適用されます。
Q. Gemini夢小説で口調を安定させるGeminiプロンプトのコツはありますか?
肯定指定・禁止指定・セリフ例の3つをセットで渡すのが基本のコツです。
加えて、章の切れ目でキャラ設定カードを再貼り付けする習慣をつけると、長編でも安定した口調を維持できます。
Gemsへの保存を使えばこの作業も省略できます。
Q1. 推しと一番書きたいシーンは?
まとめ
Gemini夢小説で口調ブレを防ぐには、「セリフ例を渡す」「肯定指定と禁止指定を両方書く」「キャラ設定カードにまとめてコピペする」の3つが基本です。
長編では章の切れ目でカードを再貼り付けするか、Gemsに保存しておけば、毎回の設定が自動で引き継がれます。
キャラの口調がブレると、書いていて「違う」と感じる瞬間が積み重なります。
その感触が積み重なるほど、書く楽しさが薄れてしまう。
だからこそ、最初のプロンプト設計を少し丁寧にしておくことが、長い目で見ると作品全体の質を支えます。
まずはキャラ設定カードを1枚作るところから始めてみてください。
推しキャラのセリフを3文書く、それだけで次の生成が変わります。
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